ヤオコーの企業文化(家族主義)

ヤオコーを語る際によく触れられるのが、いわゆる「家族主義」と呼ばれる企業文化である。
日本企業では珍しいものではないが、家族的な組織文化を重視する会社では、社員同士の結びつきや組織の一体感を強調する傾向がある。ヤオコーも長く「人を大切にする会社」という理念を掲げてきた企業として知られている。
家族主義的な企業文化にはメリットもある。
社員同士の結束が強くなりやすく、長期雇用や内部育成が進みやすいという点は、地域密着型企業にとって強みになりやすい。
一方で、一般的な組織論としては、家族的組織には注意点もあると指摘されることが多い。組織の結束が強い反面、内部批判が出にくくなったり、問題が表面化しにくくなる構造が生まれることもあるからだ。
そのため企業を分析する際には、
・内部通報制度が機能しているか
・コンプライアンスが現場まで浸透しているか
・組織が閉鎖的になっていないか
といった点も含めて見る必要がある。