バイト先で嫌なことが続くと、多くの人は「自分に原因があるのではないか」と考え始める。しかし、この思考に入るとメンタルは一気に削られる。まず前提として押さえておくべきなのは、「環境の問題」と「自分の問題」は分けて考える必要があるという点だ。
人は繰り返し否定されると、それを事実として受け取りやすくなる。特に上下関係がある場では、相手の言葉がそのまま“評価”のように感じられる。ただ、職場での言動は、その人の余裕や性格、環境のストレスに大きく左右される。つまり、言われた内容がそのまま自分の価値を示しているとは限らない。
次に意識したいのは、「全部を受け取らない」という姿勢だ。相手の言葉の中には、事実もあれば、感情や八つ当たりも混ざっている。それをすべて自分の中に入れてしまうと、処理しきれなくなる。「使える部分だけ取る、それ以外は流す」という考え方のほうが、現実的にメンタルを守りやすい。
三つ目は、視点を外に持つことだ。今いる環境だけがすべてだと感じると、逃げ場がなくなる。しかし実際には、バイト先は数ある選択肢の一つにすぎない。この距離感を持つだけで、目の前の出来事に飲み込まれにくくなる。
また、「耐えること」が必ずしも正しいわけではない。耐え続けることで消耗し、回復に時間がかかる状態になるなら、それは合理的な選択とは言いにくい。守るべきは評価ではなく、自分の状態だ。
メンタルを守るために必要なのは、強くなることではない。必要以上に受け取らず、距離を取り、環境と自分を切り分けること。このほうが、現実的で持続しやすい。
まとめ
メンタルを守るには、「環境と自分を分ける」「全部を受け取らない」「視点を外に持つ」の三つが重要になる。強く耐えることよりも、負担を減らす考え方のほうが、結果的に自分を守ることにつながる。