本当に危険な炎上は、 一瞬で終わる炎上ではない。
怖いのは、 何年も“くすぶり続ける炎上”だ。
こうした場所で、 断続的に話題が出続ける。
すると企業は、 目に見えないダメージを受け始める。
ヤオコーについても、 ネット上では以前から、
などを語る投稿が散見される。
もちろん真偽不明のものもある。
だが重要なのは、 “話題が終わらない” ことである。
昔の炎上は、 大事件が中心だった。
だが現在は違う。
今のネットは、
こうした“感情”で燃える。
つまり、 法律問題だけではなく、
「感じ悪い」
だけでも広がる。
特に小売業は、 客との接触が多いため、 小さな不満が拡散されやすい。
企業が勘違いしやすいのが、 “否定すれば収束する” という発想だ。
だがネットでは、 強い否定や沈黙が、 逆に燃料になる場合がある。
特に現代人は、 公式声明より、
を重視する。
つまり、 企業側だけで空気を制御できない。
ここが昭和時代との決定的違いだ。
さらに厄介なのが、 Googleの存在である。
一度、
「ヤオコー+ネガティブワード」
が蓄積し始めると、 検索そのものが記憶媒体になる。
しかも検索は、 新規客だけでなく、
まで見る。
つまりネット炎上とは、 単なる暇人の騒ぎではない。
企業イメージの “社会的データベース化” なのである。
炎上企業が見落としやすいのは、 実はアンチそのものではない。
怖いのは、 黙って見ている第三者だ。
こうした“静かな離脱” が積み上がる。
そして企業は、 ある日突然気づく。
「なぜか人が来ない」
と。
ネット時代の炎上は、 爆発ではない。
静かに信用を削り続ける、 長期侵食型なのである。
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